8月25日（月) FETA

本日： MONDAY the CHEESE DAY

オリンピックも無事閉会しましたね。

では今日は、アテネ五輪のときにはちょっとだけ注目をあびることができた
ギリシャの代表フェタチーズをご紹介します。
　
　　　　　　木綿豆腐にみえますね。　

お豆腐のようにあっさりとした味を想像しがちですが
そのままいただくのはやめた方がいいと思います。
しょっぱいです。
保存用に塩漬けにしてあるのがFETAの特徴のひとつ。
一晩水に浸して水抜きをし、よく洗って使ってください◎

実は一人当たりのチーズの消費量が一番多いのはギリシャなのだそうです。
その歴史はギリシャ神話や、古書「オデュッセイヤ」の中にも登場するほど。

そしてその代表がこのフェタチーズ。
基本的には山羊乳か羊乳製です。

昨年まではデンマーク産やドイツ産もあったのですが、
ギリシャが欧州委員会に申請を出し、昨年の10月以降は
フェタと名乗れるのはギリシャ産のみになりました。

水抜きで塩気が抜ければ、あっさりしつつもコクのあるとても美味しいフェタ。
すいかと合わせてみるのはいかがでしょう。
ずいぶんと涼しくなりましたが
　　8月中は「まだ夏」と思っていたくはないですか？
　　　　　　そこで　半ば無理やり夏っぽく◎
スイカとフェタのサラダ
サイコロサイズに切ったスイカとフェタ（水抜き済み）＆レッドオニオンのスライス
をボールに入れて、バルサミコ酢をかけてかるく混ぜれば完成です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　夏のお祭りもラストスパート　
　ビタミンとたんぱく質の補給に是非　◎　　　　　　えつ
**********************************************************************

8月18日（月） トム・ド・サヴォア

本日：MONDAY　the CHEESE DAY◎

価格高騰、サイズ縮小が気になるチーズですが、
ここ数年で増えたチーズ専門店はしっかりがんばってくれているのですよね。
これからもぜひがんばってください　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
専門店で購入できるチーズは、やはり少しくせのあるものが多いのですが
そんな中で、今日はトム・ド・サヴォア（仏・サヴォア地方）に登場してもらいましょう。
　通っぽいチーズを買いたいけれど、おいしく食べられなかったなんて冒険はしたくない
　　　　　　　　　　　　　　そんなあなたにおすすめの一品です。
　　　　　　
グレー＆茶の表皮に、ところどころオレンジや黄色の自然のカビ。
白いお皿に乗せると、土色の足跡を残す彼は
その素朴さからどこか初心者を寄せ付けない空気をだしています。
　　　　　　　
ところがその中身はとてもとてもマイルドかつミルクのコクがたっぷり。
ひとは見かけによらないものですね。

皮は比較的厚くて硬め、香りも強いので苦手な方は切り取ってどうぞ。

もちろんそのままいただくのが一番おすすめですが、
手軽に隠し味として楽しむならスクランブルエッグはいかがでしょう◎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
溶き卵とミルク、お好みの調味料やスパイスをかき混ぜ流し込んだそのフライパンに
数カケラ投げ込んであげてください。

濃厚なミルクテイストが増してブランチには最適♪
朝からハッピーになりたい方はぜひ。　　　　　　　　　　　　　　えつ
********************************************************************************

8月1日（金）

今日のチーズ：　BRIE ホールサイズ

8月です　　一番すきな月です。

　　　　　　エネルギーの補給をしておくために
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チーズを買いに行きました。
と、ホールサイズのブリーチーズがお買い得になっていました♪♪
早速購入。

ブリーチーズは、カマンベールチーズと似た味の食べやすいチーズです。
最近ではフランスパンにはさまってサンドイッチにもなっていますよね。
（兄弟チーズにブリー・ド・ムランがありますが、これは上級者用です。御注意ください）

知名度はカマンの方が上ですが、実はブリーがオリジナル。
カマンベールの故郷はフランスのノルマンディー地方です。
　　　　　　　　
追っ手から逃げる1人の僧侶が、この町の修道院に逃げ込みます。
かくまってくれた修道女マリーアレルに、どうしてもお礼がしたくなった僧侶は
ブリー・ド・モーの製法を伝授したのだとか。

ただブリーがあまりに大きいので
マリーアレルは同じ製法で、小さいサイズで造ることにします。
　　　　これがカマンベールの始まりなのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こちらがカマンベールサイズ↓

　　まぶしい　　　　　　　　　　　　♪～　　　　　　　　　　　　　　

さて
何日でなくなるでしょう　か。　　　　　　　　　　　　　　　　　えつ
*****************************************************************
♪　Age does not matter unless you are a cheese ◎

5月18日(日)

本日：　山羊チーズの会

まずは東松原へ
何度も客演で一緒になっている役者ともだち柿ちゃんの舞台を観にいきました。
柿ちゃんてば幽霊の役なのね。幽霊に向かってなんなのですがとてもかわいかったです◎
またどこかで共演できるのを楽しみにしています。
初東松原でしたが、探索する時間もなく次へ

山羊チーズを食べ比べる会へ
チーズにも旬があるのはご存知ですか？
例えば、年に一度、今時期にだけ子供を産む山羊のミルクで作る山羊チーズは
まさに今、春から初夏にかけてが旬なのです。

独特の香があるので、苦手意識を持った方も多いかもしれませんが
一番母乳に近いとされる山羊のミルクで作るチーズは脂肪も分解されやすくヘルシー。
アメリカではゴートチーズ(山羊チーズ）使用といえば
　　　　　ヘルシーですよということだったりもします。
栗の葉で包んだバノン＆プーリニー　サン　ピエール（共に仏）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日の山羊たち↓
　　　　　　　　　　　　
こだわり山羊チーズに初挑戦の方はクロタンもお勧めです。
　　　
小さい６０ｇのこのチーズをパンにのせてトーストしてぜひ♪

※ヘルシーですが、食べすぎには御注意ください。　　します。　　　　　　　　　　えつ
*****************************************************************************************
　

4月16日(水)

今日のチーズ：　イタリアチーズ

スーパーのチーズコーナーで迷っているとおばさまたちの声

「イタリアのチーズはダメよ。ほらダイオキシンだから」
「そうなのよ。よかったわ言ってくれて。」　etc.

さて、ここにちょっとした誤解があります。
チープロ（チーズプロフェッショナル）として今日はそんなお話。

イタリアチーズにダイオキシンが！のニュースですが、正確にはこれは
イタリアはカンパーニャ州産の、水牛乳から創られたモッツアレラチーズだけの問題なのです。
少なくとも現時点では。
　　　　　　　　　
ちょっと詳しく
今回ダイオキシンが検出されたのは、マフィア問題が大きくなっている伊南部のカンパーニャ州。
この州では、"Mozzarella di Bufala Campana"　(モッツアレラ　ディ　ブッファラ　カンパーニャ)
という水牛乳製のモッツァレラが創られています。
国でその製法や原産地etcを特定され、認められているこのチーズ(DOP)は、
♪味も牛乳製より濃厚でとても美味♪

ところが、今回
環境のせいで悲しい影響を受けているのがこの地方の水牛たちなのです。
　　　　　　　　　　　　We're Soryy !
つまり、ブッファラ　とか　カンパーニャ　と書かれたものはしばらく要注意ですが
牛乳製のモッツアレラや、ましてやイタリアとはいえそれ以外のチーズは
問題にはなっていないのです。
絶対大丈夫とはいえないですけれど
バターと同じように、北京五輪を機に中国に流れてしまう可能性もあるチーズ！

イタリアチーズの輸入が減ったりしませんように。
また安心してブッファラをほおばれますように。　　　　えつ
**************************************************************************
　　　　　　

4月6日（日)

今日の仕事：　チーズカット

チーズの会へ
チーズプロフェショナル試験講座講師のアシスタントをしてきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　
チーズを "正しく" 切ってサーブするのがお仕事
それだけ。　　いえいえ。
ナイフも切り方もチーズごとにことなるのでわりと大変なんですって。

無心でチーズをカット。 ちょっと幸せ
　　　　　
主食なので我が家にも4,5種類、CHEESE用ナイフやスライサーはあるのですが
　　　　　　　　こんなの↓は初めてです。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　直径１mくらい。大型のハードチーズ用のナイフです

って　家にあったら怖いけど。　　　　　　　　　　　　　　　　

久しぶりにチーズ三昧　　～　　　　　　　　　　えつ
*****************************************************************
カンタル（大）仏　
　直径約36～42cm、高さ35～40cm、重さ35～45kg
※山のチーズは冬のための保存食だったため大型が多いのです。

11月30日(金） モンドール

今日の目的地：チーズの会

モンドールを食す会へ
Mont d'Orは冬季限定で食べられる人気のチーズです。

今日は少しマニアックに。
産地はフランスとスイスの国境のあたり。　　　　　　　　　　
この一帯ではたっぷりのミルクを使った大型のチーズコンテが有名です。
コンテは大量のミルクを必要とするため、各農家が持ち寄ったミルクで造ります。
ところが雪が深くなる冬は、ミルクを持っていくことができないわけです。
そこで各農家で少量のミルクで造れる小型のチーズを冬季限定で造ることにしました。

それがモンドール。

フランス製（日本での販売はほぼこちら）　　　　　　　スイス製

　皮を切り取ります　　　　　　　　とろとろをすくって　　　　　　　　　♪♪♪～
そのままでも、パンや温野菜につけても美味です。

エピセアというもみの木に似た木の皮に巻かれて熟成するので
クリスマスの匂いがするんですよ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ひとつが2600円くらいからなので、人が集まった時におすすめです

今頃から年末にかけてが一番の食べごろなのだとか
　　　　　　　今がちゃんす　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　えつ
*****************************************************************